ツイッター舌禍事件に思う事

ツイッターでの発言が大きな社会問題を引き起こしているという事件、相変わらず多いですね。最近では、なでしこジャパンのメンバーの合コンでの発言を実況ツイートした男子大学生や、ホテルの客室係がアイドルタレントが宿泊した部屋の様子を検証ツイートしたりと。

こんなツイートをしてバッシングされた当人たちは、まさかこんな大事になるとはと、さぞや驚愕したことでしょう。中には職場を辞めて行方をくらました人もいるそうな。たかが140文字の、自分のケータイから発信した、ウケを狙ったちょっとしたジョークが、自分と全然関係のない人に見られて、怒られたりするの? という戸惑いと、それに全然見合わないくらいの激しい非難を到底受け入れられないのでしょう。

確かに電話やメールで自分の親しい友人に、なでしこジャパンや人気アイドルのプライベートを暴露したら、仲間うちでは大ウケの特ダネですが、それをソーシャルメディアを使って情報発信したら、今度は冗談じゃ済まなくなるということをきちんと学習しておかないと、その人はこれからの日本では生きていけなくなる。(日本以外でもそうですが)ということを誰かがどこかで教えないといけないんですね。でもそのどこかって、学校なんでしょうか?家族なんでしょうか?それともマスコミからなんでしょうか?

誰でもがソーシャルメディアを自由に利用できるような環境になって、普通の人が情報発信力においては普通じゃなくなってしまった昨今、せめてソーシャルメディアを使っているときは、パジャマなくて外出姿、満員電車、または得意先のビルのエレベーターに乗っている。くらいの認識でツイートしたり投稿してみたほうがいいでしょう。ソーシャルメディアを活用するあなたも私も規模の大小こそあれ、一人一人がメディアのオーナーなのですから。